全国の視覚障がい者とその支援者のための
視覚障がい者の”困った”を解決
コアジャパンのスマホサポートコールセンター
本サイトは、視覚障がい者の方々がスマホ操作に困ったとき、
全国どこからでも気軽に相談できる
「スマホサポートコールセンター」です。
「スマホのことで困ったとき、すぐに相談できる場所があれば」
「遠方でも、誰でも、平等に支援を受けられる仕組みがあれば」
そんな想いから、このコールセンターを立ち上げることを決意しました。
電話やオンラインサービスを使った遠隔サポートなら、
日本全国どこにいてもつながることができます。
“困った”をひとりで抱えず、誰かとつながって乗り越えていける
——そんな社会を目指して、この仕組みを広げていきたいと考えています。
困ったときにすぐ頼れる「心の拠り所」となることを目指しています。
大手携帯電話会社に就職した私が店頭で視覚に障害のあるお客様に接客をしていた時、「視覚障がい者がスマホを使うなんて無理でしょ」と言われたことがあります。スマートフォンには音声読み上げなど、視覚に障がいのある方でも活用できる機能がすでに備わっていました。それにもかかわらず、その存在を知る人はショップスタッフも含め、ほとんどいませんでした。
全盲である私の母もそのひとりでした。スマホが普及し始めた頃、「スマホは音声で操作できる」ということはなんとなく知っていたものの、その操作を教えてもらえるような環境はなく、私が母にスマホの使い方を教えることになりました。
母は機械の操作が苦手で、スマホに触ること自体を不安がっていました。全く目が見えない母に画面のレイアウトを説明することは難しく、私は触ってレイアウトがわかる保護フィルムを自作し、それをスマホに貼って説明しました。
ゆっくり丁寧に教えることで、母は少しずつ画面に触れ、ボタンの位置を確認しながら、音声読み上げでメールや電話ができるようになりました。
やがて、母はスマホを通じて人と連絡を取り、買い物の情報を得るなど、コミュニケーションの幅が広がっていきました。そして自然と明るくなり、笑顔が増えていきました。
その変化を見た周囲の人々は驚き、「どうしてそんなに元気なの?」「スマホを使ってるの?」と声をかけるようになりました。そして「私もスマホにチャレンジしてみようかな」という人が現れ始めたのです。
このとき作った保護フィルムをきっかけに、「このフィルムがあれば私もスマホが使えそう!」「うちの家族にも教えてくれない?」と、母の知人や福祉関係者などから次々とスマホに関する相談が舞い込みました。
最初は身近な人の手助けのつもりでしたが、相談はどんどん増えていき、「母のように困っている人は、全国にたくさんいるのではないか」と強く感じるようになりました。
──そんな現実に強い責任感を覚え、私はスマホサポート専門会社「コアジャパン株式会社」を設立しました。
会員様向けに毎月更新してまいります。